WAKU JEWELRY Blog

和久譲治のジュエリーブログ

 

和久コレクション(5-2)

1600's中期以後スペイン・ポルトガルで流行した二つのスタイル  Cross(十字架)と B0w(リボン)そしてSemi esfericos setting(半球留)

 

 

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 Cross(十字架)& B0w(リボン) ブローチ 1600's中期 silver 水晶 (裏面)

 

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裏面を丁寧に彫り上げる作品は、ポルトガル、スペインで17世紀後半に現れます。17世紀前半はエナメル仕上げが流行していました。弧を描くように掘り、掘り始めは細く、終わりは太くなる線は、graverで彫った洋彫りの特徴です。彫の図案に、インドの影響が感じられます。大航海時代にインドからの多くの職人が、ポルトガル、スペインにやってきた記録があり、教会用の作品も、彼らによって彫り上げられます。表面の水晶のカットや石留技法、そしてリボンの形を考え合わせて、17世紀後半の作品だと読み取れます。

アンティークジュエリー求めて行ったポルトガル・リスボンへの旅は、ハプニング続きの忘れられない思い出です。コレクション(1)の「キリスト騎士修道会十字章」は老舗アンティークショップオーナーのコレクションでした。どうしてVIPしか招かれないオーナー室に行ってコレクションに出会えたのか、いつか書いてみたいと思います。

 

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